活動報告

8月例会 『東日本大震災から3年、これからも忘れない』の開催

開催日時:平成26年8月20日(水) 19時~
開催場所:帯広商工会議所6階大会議室
企画担当:帯広商工会議所青年部連携委員会

 皆さんこんにちは。総務広報委員会です。
 本日、仁平委員長率いる連携委員会による、8月例会が開催されました。

 綱領朗読、指針唱和は連携委員会 川岸 哲君。威風堂々すばらしい朗読でした。
 まず、黒田会長より挨拶があり、8月10日に行われました、ニュートライアルプロジェクトによる帯広市の街中イメージPV撮影の大成功。台風が接近し、開催が危ぶまれる中、奇跡のような天候回復劇に恵まれたこと、そしてもちろん十勝のたくさんの方々にご協力頂いたことに感謝。
 又、引き続き『おびふぇす』の成功に向けてメンバー全員で協力していこうというお話がありました。
 『おびふぇす』も晴れることに期待です。
 次に日本YEGに出向されている西野筆頭副会長より、『日本YEGビジネスプランチャレンジ研修』に梶野相談役、佐藤慎吾君が参加されると発表がありました。頑張ってくださいヽ(^o^)丿
 工藤夢会議議長からは、今年も千歳空港での『北海道ご当地限定お土産広場』の開催に向け準備を進めているとの報告がありました。こちらも楽しみです。

 続きまして、帯広YEGに新たな仲間(新入会員)が出来ました。
 帯ガス燃料㈱専務取締役の内木敬典(ナイキタカノリ)君です。
 黒田会長より徽章の授与が行われました。友との出会いに感謝!です。

 お待たせしました!!8月例会 『東日本大震災から3年、これからも忘れない』のスタートです。

 この日の為に、福島県連 郡山YEGより滝田吉宏氏が講師として来帯されました。

滝田 吉宏(タキタ ヨシヒロ)氏

援護科学株式会社 代表取締役
東北ブロック 福島県連 郡山YEG
平成21年度 郡山YEG会長
平成25年度 日本YEG東日本担当副会長

 東北の復興にご尽力され、昨年、「復興フォーラム」を開催されました。

 まず、震災発生時の現場VTRや写真を滝田氏のご説明の下に鑑賞しました。
 滝田氏は、日本人なら知らない人がいない「東日本大震災」であるが、その実態はメディア機関の情報によるものが多く、現地の人がどの様な状態で、どう感じているかを知ってほしいという事で、滝田氏の会社、家族など身近な部分から起こったことをお話ししてくださいました。
 滝田氏の会社では停電が半日、断水10日、ガソリン無給油が10日にも渡ったそうです。
 又、私たちもそうですが、「東日本大震災」といえば地震、津波による被害のイメージが強いですが、復興の妨げになっているのは、放射能被害が大きいという事でした。
 原発から約60kmの位置にある郡山の滝田氏のご自宅では、庭の除染をしても数値が下がらず、最終的には庭をコンクリートに変えたそうです。それでも洗濯物を干したことがないとのことでした。
 そして私たちが衝撃的だったのが、直接的な被害だけではなく、原発20km圏内では人為的に建物の窓が割られ窃盗があったり、地域ごとの助成金の金額の違いによるもめごとなどがある、また地元の新聞などでは3年たった今でも震災関連のニュースがたえないという事を知りました。

 講演終了後に明かりを暗くした状態で「震災を忘れないため何か出来ることはあるか」というテーマをもとに8グループに分かれグループディスカッションを行いました。
 いつになく真剣な表情のメンバー達です。

 グループごと代表者に発表してもらいました。
 忘れない為には知ることが大事である。私たちはやはり復興の状態をメディアを通して知ることが多いため、時が経ち、メディアの報道回数が減っていったりすると、勝手に復興していってると感じてしまいがちである。
 しかし、今回の講演をきっかけに、人体影響、風評被害、除染問題、心的影響など、まだまだ復興していかないといけない事が沢山あることを学んだ。忘れない為には、現地に行って今の被災地を見て感じてくるべき。
 3.11を忘れない為、この様な学ぶ機会を作っていくべきだ。
 風評被害対策して被災地の食料品など安全なことを学び、買っていくことが大事である。
 支援の押し売りにならないように、何が必要で、何を求められているか知るべきである。
 など、沢山の意見が出ました。

 最後に仁平委員長の総括です。
 その中で、震災の翌年に春の選抜高校野球大会で選手宣誓をした阿部将人主将のVTRをみました。
 本当に目頭が熱くなりました。
 今日の例会でメンバーが学べたのも滝田氏の新聞やテレビでは伝えられない被災地の真実をお話し頂いたからこそです。
 滝田氏に連携委員会担当角玄副会長より謝辞です。

 連携委員会のみなさん素敵な例会をありがとうございました。

 8月例会はこれで終了ですが、8月・9月はイベントが目白押しです。
 8月23日24日には阿部リーダー率いる広域支援交流プロジェクト企画担当の『おびふぇす』があります。
『おびふぇす』は帯広YEG主催で行う他単会の名産品販売をテーマとした夏祭りです。(なんと第1回です)
 又、梶野相談役からは帯広商工会議所で行う『とかちマルシェ』のPRをしていただきました。
 『とかちマルシェ』は9月6日・7日 JR帯広駅広場 特設会場で行います。

楽しい夏はまだまだ続きます。